忍者ブログ
そもそも俺は生きてるんですかね
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8]
2012-09-08_00004.jpg






PLAYISM製作の低価格アドベンチャーゲーム『Dear Esther』。
筆者はsteamで購入した。
ただ、steamでは日本語版は発売されていないので注意。

ゲームとは言うが、本作に会話や戦闘、謎解きは一切無い
鳥や魚すら居ない孤島を歩く”だけ”のゲームである。
イベントらしいものも、分かれ道も無く、道なりに進むだけ。
落ちているオブジェクトを掴んだり入手する機能も無く、
主観視点ゲームでは当たり前のジャンプやダッシュも出来ない

登場人物はモノローグを呟く名無しの主人公だけ。
モノローグ中で何人かの名前が語られるものの、
そのうちどれかが主人公の名前なのか、
全員関係無いのかなど、詳しい情報は提示されない。

肝心のモノローグに関しても、主人公の過去を話しているのか、
伝聞を話しているだけなのか判然とせず、
前後の話と矛盾した事が語られることすらある。
主人公が重病を患っているらしいことが何となく分かるだけだ。

しかも、モノローグは複数あり、プレイするごとに、
ランダムで内容が変わるらしいので、
考察しようと思ったら複数回のプレイが必要になるだろう。
正答が用意されているという保証は無く、答え合わせも無いが。

ただ、”エスター”という女性が話の主軸であることは間違いない。
彼女は主人公の恋人、あるいは妻、あるいは娘・・・
・・・であるように思えるが、やっぱり分からない。
しかも、彼女は既に死んでいることが仄めかされている。

劇中では時折、正体不明の黒い人影が出現し、
(ごく短時間だけ出現して消えたり、遠景に潜んでいたりする)
チャプター3では一瞬だけ孤島では無い場所が描かれる。
しかし、それらが何なのかも説明されず、想像するほか無い。


2012-09-08_00001.jpg






やることは無い、話の筋も見えてこない・・・
とはいえ、このゲームは決して糞ゲーではない。

イギリスの孤島をモデルにしたMAPは極めて美しく、
単なる散歩ゲーとしては素晴らしい作品である。
全4つのチャプター各所に見所、絶景ポイントが存在する。

チャプター1『灯台』とチャプター2『浮標』は、海岸の砂浜や、
小規模な洞窟、草原などを歩き回るMAP。
所々に設置された廃墟や廃船ではモノローグが語られ、
主人公の心情が少しずつ語られていく。


2012-09-08_00023.jpg739fad31.jpeg






チャプター3『洞窟』の美しさは凄まじい。
滝のシーンなどは流れる水すらも美しく、
キャプチャー画像だけでは魅力が伝えられない。



2012-09-08_00038.jpg2012-09-08_00042.jpg2012-09-08_00053.jpg






チャプター4『電波塔』は夜の海岸を歩き回るMAP。
このチャプターもグラフィック自体は素晴らしいのだが、
途中で失った懐中電灯の代わりに大量の蝋燭が設置されており、
それによって今までの無人感や廃墟感が薄れてしまった。
興醒めとは言わないまでも少し残念ではある。

ラストはある意味衝撃的だが、今までの展開から想像は出来た。
ゲームが終了しても、明確な終了メッセージも無く、
スタッフロールすら始まらないのには少し混乱したが。
それも演出のうちなんだろう多分。

音楽に関しても一級品だ。
全体的に切ない曲が多いが、荒涼とした島の風景や、
詩的なモノローグにマッチした名曲ばかりである。
また、サイレントヒルシリーズのような精神が揺さぶられる曲もある。
興味ある方はサントラ同梱版を購入する事をオススメする。

とにかく、変な期待をしなければ、純粋な散歩ゲー、
あるいはゲーム形式の小説として楽しめる作品だと思う。

同社で製作中の新作にも期待が高まるところだ。

極めて個人的な欲求ではあるのだが、
この美しいMAPでおぞましい怪物と遭遇したかった。
別にバトル要素とかが欲しいわけではなく、
怪物たちが美しくも哀しいこの孤島で生きている様子を
ただ眺めているだけで良いんだが・・・





PR
世界屈指の黒木特佐ファンである漫画家、坂井孝行氏。
コロコロコミック誌でゴジラ映画のコミカライズを担当していた彼が、
ゴジラVSデストロイアのリメイク漫画をpixivで公開するそうだ。

コミケ82で、その一部であるコピー本が公開されたが、
既に映画、コミカライズ版と全く異なる展開が描かれており、
期待度は高まるばかりである。pixivでの公開を待とう!


・・・しっかし、このブログとサークルの名前ややこしいよなぁ・・・
俺にはこのブログ名を名乗る資格ねぇよ・・・



やっぱ美少女より、漢達の戦いの方が燃えるな。
たまにはこういう清清しいアニメを見たい。

それはともかく、高嶋兄弟とスーパーX揃い踏みはチートだろw
久々に腹抱えて笑ったwww







心霊番組は色々見てきたけど、このシリーズだけはガチだと思う・・・
2aca2a22.jpg









相変わらずウクライナはチェルノブイリ、Jupiter地区を彷徨っていた俺だが、
人懐っこい野犬に襲われて危うく死にそうに。

177a1f92.jpg









そこで俺を助けてくれたのはYanov駅地下に拠点を持つ自然保護官で、
現在は後進モンスターハンターの教育を担当しているTrapper先生だった。

俺は彼に弟子入りし、モンスターハンターのイロハを学ぶ事にした。
これで日本に帰っても、モンハン厨の友人たちからハブられることも無くなるぞ!!

da9fe769.jpg









まず訪れたのは駅の西側に存在するトンネルだった。

3e85f5dd.jpg49e98853.jpg









不気味な鬼火が揺らめき、強烈な精神波が放出されるトンネルの奥には、
一人のミュータントが巣食っていた。彼の名はController。
洞窟内から発せられる精神波に脳をやられ、更に放射能で進化を遂げた男だ。

時折、何もない場所で跪き、手を振るような姿を見せるのが印象的だった。

dc2123ce.jpg









我々が訪れたとき、彼はお食事中だった。
今晩のディナーはTrapper先生の新弟子、つまり俺の兄弟子である。
何でもControllerを狩ろうとして、失敗してしまったらしい。
先生は彼のことを「功を焦り過ぎた馬鹿な奴だ」と言いながらも、
「食われただけマシだ。ミュータントと化した彼を狩るハメになるよりはな」と、
口惜しげに語っていた。

次に目指したのは、通風孔跡に棲んでいるとされる怪物キメラだったのだが、
先生はその前に面白い生物を発見した。

fe7b7081.jpg

Pseudogiant、通称:グロ肉スカルチノフだ。
キメラと並び、ウクライナで見られる生物としては最も大型の部類に入る。
非常に危険ではあるが、一方で非常に鈍い生き物でもあるため、
接近して観察しても大丈夫だとの事だったのだが・・・・・・

guti.jpg









バレたじゃないですか!どこが鈍いんですか先生!!
先生が対巨大ミュータント用に開発したカスタムショットガンで対抗するも、
グロ肉の表皮はスラッグ弾の直撃すら跳ね返してしまう。

我々は必死で逃亡したが、グロ肉もなかなかにしつこい奴で、
一晩中追い回されるハメに。先生はご老体なので駅まで体力も持たず、弾薬も尽き、
もはやこれまでかと思われた・・・・・・だが、そんな我々に救いの手が現れた。

908e9626.jpg









さっちゃん(BloodSucker)である。
しかも、Elderタイプと呼ばれる最強のさっちゃんだ。
それが闘争本能故か、気紛れ故か、グロ肉に対して戦いを挑んだのである。

我々は何とか近所の廃屋へと逃げ込み、戦いの様子を観察した。
ウクライナ最強と呼ばれる怪物同士の戦いに、先生は興奮を隠せない様子だった。

3dd01c6b.jpg









夜明けまで続く長い戦いの末、
グロ肉の衝撃波攻撃で深手を負ったエルダーさっちゃんは逃亡していった。
しかし、さっちゃんの執拗な攻撃に耐えかねたのか、グロ肉もまた何処かへと去っていった。
ウクライナ最強動物決定戦は、引き分けという形で終わりを告げたのだ。

125bac4e.jpg









長い夜を終え、危険な目に遭わせたお詫びとして先生は、秘密の場所へと案内してくれた。
対巨大ミュータント用に開発された超巨大ノコギリ型兵器・・・・・・ではなく、
放棄された超巨大採掘機バケットホイールエクスカベーターである。

ユーラシアの広大な地平線から日が昇ると、
採掘機の巨大なホイールが朝陽を受けて、黄金色に輝き始めた。
あまりにも美しく、幻想的な光景に、俺は思わず息を呑んだ。

「見ろ、ウクライナの、チェルノブイリの朝焼けだ。
夜通し闇の中を歩き続けたモンスターハンターだけが楽しめる最高の景色だぞ。
どんな酷い目にあっても、この風景を見れるなら安いとは思わないか?」

柄でもない、アルカイックな笑みを浮かべたTrapper先生の顔に、
俺は「安いわけねぇだろ馬鹿、死ね」と言いながら、全力でボルトを投げつけたのだった。



忍者ブログ [PR]
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
最新CM
[04/23 KirbyExtib]
[04/23 2台目]
[04/23 2台目]
[04/21 Eugeneagemi]
[07/17 デロリアン]
最新TB
プロフィール
HN:
スミス中尉
性別:
男性
職業:
Loner Stalker
趣味:
読書、特撮、アニメ、ホラー
バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
アクセス解析