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そもそも俺は生きてるんですかね
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生活環境の移行とか、忍者ブログの形式が変更されて書きづらくなったとか、
近所のビデオ屋は韓国ドラマばっかで、ほん呪置いてないとか、
そもそもシリーズに飽きたとか様々な理由で書き損ねてきた、
ほん呪39の感想を今更書こうとは思うのだが……

もう手元にDVD無いし、殆どの内容は覚えて無いんで一番重要と思われる、
狂死のビデオテープシリーズの感想を書こうと思う。

狂死のビデオテープ「蛮行」

自殺した『心霊博士』=浅野氏の娘、浅野恭子さんを誘拐したと思われる小田氏。
彼はビデオテープと恭子さんを交換しろという脅迫文を残していた。

何故か警察に通報せず、彼の指定した公園に向かったスタッフ達。
しばらく薄暗い公園で待っていると突然、
顔を赤く塗り、軍服を身にまとい、日本刀で武装した男が出現
奇声を上げながら、電光石火の早業でビデオを奪い去ってしまった。

恐らく小田氏であろうが、彼はそのまま走り去ってしまい、
恭子さんを解放することはなかった。
彼女はこのまま、行方不明になってしまうのだろうか……

しかし、スタッフが浅野氏の妻に事情を説明しに行くと、
彼女の口から思わぬ事実が語られる。
浅野氏=心霊博士に娘など居ないというのだ
ならば、浅野恭子と名乗っていたあの女性は一体何者なのか?

調査を続けると、恭子さんと小田氏は姉弟と言う事が発覚。
更に小田という姓も偽名であり、本当の姓は久杉であるという。
どうやら、久杉姉弟はグルでテープの奪取を企んでいたらしい。

恐らく彼らは、心霊博士が怪談の中で語っていた久杉少尉の子孫。
憲兵の任務を果たしたが為に呪いの犠牲となり、狂気に陥った彼らは、
戦争を産みだした社会全体への復讐を企み、「見るだけで狂い死ぬ」とされる、
狂死のビデオテープを狙っていた……とでも言うのだろうか?

多くの謎が残ったが、心霊博士の遺したテープが全て久杉姉弟に渡った今、
狂死のビデオテープの実態は闇に葬られてしまった……かに思われた。

だが後日、浅野氏の妻から一本のビデオテープが届く。
それは書斎のテレビ裏に落ちていたものであり、中身は未確認だという。

スタッフはそのビデオを公開することにしたものの、
今回の映像は見た者に霊障を与える狂死のビデオテープかもしれない。
これを視聴するか否かは、視聴者の判断に委ねられている
本気で霊の存在を信じているなら、視聴を取り止めた方が良いかもしれない。

では、問題の映像について解説していこう

映像が始まると、何者かが指で、床に血糊を塗りたくっている。
それは絵を描いているようにも見えるし、何の意図も無いのかもしれない。
バックには激しい雨の音が響き、『かごめかごめ』の歌声が聞こえる。
声の距離から察するに、指の主が歌っているように思えるのだが……

ノイズを挟んで次の映像は、薄暗い和室の襖を映したもの。
バックには「ピー」という甲高い電子音が響き続けている。
連続写真のように襖は開いたり、閉じたり、撤去されたり、
再配置されたりと、期間を置いて撮影、編集されているようにも見える。

しばらくすると、その襖の映像全体が真っ赤に染まる。
襖の中には女性らしき、不気味な影が潜んでいる。
動きは緩慢だが、半分だけ顔を覗かせたり、上からぶら下ってみたり、
まともな人間のそれとは思えない姿、動きを見せる。

そしてラストは、真っ赤な顔がドアップで映る
薄い笑みを浮かべているようだが、その意図は分からない。

個人的には、シリーズ中でもかなりキツい類の映像ではあった。
過剰な声や心霊描写は無いのだが、何の意図で撮影されたのか分からない、
ただ不気味なだけの映像というのが俺の琴線に触れるらしい。
スペシャル3の『中古ビデオ』と、スペシャル5の『日本人形』を、
足して2で割った感じと言えば分かってもらえるだろうか。

その後、製作委員会のオフィス前には「いずれみんな呪い殺す」という、
不気味なメッセージが残されていた。
彼らは本気で人間社会を呪いで滅ぼそうとしているのだろうか……?

その後、スタッフの中で唯一、「狂死のビデオテープ」映像を見た、
編集担当の大杉氏が失踪してしまったという事実が明かされる。

そういう事はもったいぶらずに早く言えよ!

もう見ちまったじゃねーか、警告には遅すぎるだろ!
久杉一族よりもパル企画の方が、世界滅亡を企んでるんじゃないか!?

……まぁ、映像を見てから3年ほど立ちますが、俺はまだ生きています。
人生はボロボロだし、未だに年齢=彼女居ない暦更新中だけどな!!


PR
   /    /_ ⊂ノ                | ヽヽ .|\
  /   / /              i 、、. | ヽヽ .|\   |  \
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       /  / \ \ ` ̄
―    /  ん、  \ \
――  (__ (   >  )
⌒ヽ   ’ ・`し' / /
  人, ’ ’, ( ̄ /



久しぶりにこれを観れたので満足

さて、先日の更新からあんまり経ってないような気がしますが、
早くも最新作が発売されたのでさっさとレビューしていきたいと思います。

最近、ネタを仕込むべきか真面目にやるべきか迷ってるんですよねぇ。
明らかにネタとしか思えない映像以外は茶化さない方向性なのですが……


シリーズ監視カメラ 雑居ビルの廊下

何の変哲も無い雑居ビルの廊下を撮影した映像……
ある日、ここが水浸しになるという怪事件が発生した。
その原因は判明しなかったものの、監視カメラの映像には不気味な現象が映りこんでいた。
投稿者はビル管理会社の社員であり、この事件に個人的な興味を覚えた為、投稿したと言う。
会社に無断で投稿して大丈夫なのだろうか……?

問題の廊下では、画面左側の窓が鏡のように廊下の状況を映し出している。
やがて、その窓にスーツ姿の男性が映りこむのだが、廊下には誰の姿も無い。
男性は俯いており、表情は判然としないものの、その全体像ははっきりとしている。
この雑居ビルでは、資金繰りに困った社長が自殺したことがあるという。

俯いた姿を見るに、どうやら死んでも借金からは逃れられなかったようだ。南無。

夜景

デート中に夜景スポットに行ったというカップル。
高台に位置する公園と思われる場所だが、ipodか何かから流れる音楽が非常にうるさい。
撮影者が女性と会話していると、彼らの前方に黒い影が現れた。
撮影者はそれに気づき、しばらくカメラを下に向け、肉眼で確認しようとするが、
肉眼では何も見えず、もう一度カメラを向けたときには誰もいない。

女性の方はその存在に気付いておらず、冗談だと笑い飛ばすが、
彼女は何故か足元を気にし始める。撮影者がつられてカメラを下に向けると、
彼らの座るベンチの下に、目を見開いた黒い顔が存在していた。絶叫する撮影者。
しかし、やはり肉眼では見えないらしく、完全に視界に入ってるはずなのに、
女性にはその顔が見えていなかったらしい……

製作委員会の調査によると、その公園では女性が殺されたことがあるらしい。
これはその女性被害者による女性版しっとマスク……とでも言うのだろうか。

大学ゼミ

ゼミの研究発表を記録した映像。
女子大生が論文を読み上げている様子が撮影されている。
恐らく法学部の内容と思われる研究発表の最中、突如画面にノイズが走り、
画面の上半分。女性の肩から上部分がピンク色のフィルターに覆われたように染まる。

そして、もう一度画面にノイズが走ると、
ピンク色のフィルターはそのままに、女性の肩から上の部分が消失する。
背景のホワイトボードや、前景の男性の姿などには異常が無い上に、
斜め上のほうには女性の頭だけ何故か肩は無い)が浮かんでいる。
もう一度ノイズが走ると、映像は元通りになるのだが……

映像の女子大生は後に首吊り自殺しており、
発見された際には死体が腐敗し、首が千切れていたという。
この映像は、彼女の悲惨な死に様を予見していたとでも言うのだろうか?

狂死のビデオテープ 暗躍

製作委員会にビデオだけでは無く、脅迫状まで送りつけてきた投稿者、心霊博士
不気味な映像を撮影した後に事故死した緒方義明さん(仮名)に関する取材の中で、
心霊博士浅野氏(仮名)の素性と、彼が病死したという事実が判明し、
緒方さんの映像に浅野氏に酷似した顔が映っている件や、
スタッフルームに乱入、心霊博士が送ってきたビデオを渡すよう要求する男性の出現など、
心霊博士は死後も製作委員会に対し、影響を残し続けているようだった……

そんな中、心霊博士の娘を名乗る女性=浅野恭子(仮名)が出現。
何者かからの尾行を恐れる彼女は、伊月演出補のみを公園へと呼び出す。

恭子さんによると、心霊博士は予備校講師を辞める事になった後、
精神的に病んでしまい、製作委員会に脅迫状などを送るなどの凶行を繰り返している中で、
徐々に病状が悪化し、亡くなってしまったという。

今回、恭子さんが連絡してきたのは、小田(仮名)と名乗る人物が
心霊博士が集めていた映像を渡せ」と要求してきた為だと言う。
自殺前、浅野氏はビデオテープを焼却していると説明したにも関らず、
小田氏は諦めず、しつこく脅迫や尾行を繰り返してくるという。

彼女は小田氏に投稿映像として保管されているビデオテープを渡せば、
彼の追跡から逃れられるかもしれない……と言うが……

会社に戻り、対策を話し合う製作委員会。
いくら遺族とはいえ、会社の信用を考えるとビデオテープの返却には応じられない。
そこで、製作委員会はビデオテープの譲渡を断り、
代わりに小田氏に取材しつつ問題解決の手助けをしようという事になる。

数日後、小田氏の家に取材に訪れた製作委員会。
彼の住居は、様々な資材を継ぎ接ぎした様な異様な建築物であった。
児玉ディレクターが長田演出補に取材に行くよう無茶振りをするが、ビビってしまう。
相手がキチガイなんだから当然だろう……代わりに伊月演出補が行くことに。

伊月演出補によれば、彼は製作委員会に殴りこんできたあの男である可能性が高く、
異様な雰囲気を持っていると言うが……

その夜、小田氏にインタビューを試みる長田演出補。
小田氏は何故かコーヒー缶に唾をはきかけている。汚ぇ。

まず、「心霊博士の事を知っているか?」と尋ねるが、
頭がまわらない」と意味不明な答えを返す小田氏。
「ビデオテープがほしいと言うのは本当か?」と尋ねても、
頭が回らない」「足らない」等と会話にならず、
つり合いが取れていないから分からない。頭が回らない」などと、
全く会話が成り立たない……お前は24巻の吉田さんか……?

何を言ってもそんな感じなので「もうダメじゃない?」と漏らす伊月演出補。
すると小田氏は突如ブチ切れて「ダメじゃないよ!」などと絶叫。

imagesCAWLA73Z.jpg










伊月演出補に唾を吐きかけるなどしたあと、
彼は気分を害したのか、そのまま立ち上がって去ってしまった。

その夜の映像と、監視カメラの映像と比べると、
やはり、スタッフルームにに殴りこんできた男は小田氏だと推定される。
そして、監視カメラの映像を調べていた製作委員会は不可思議な現象を発見する。
オフィスに殴りこんだ後、立ち去ろうとする小田氏の影が異常に大きいのだ。
同じ位置、角度で映りこむ影と比べても、その大きさは異様である。
彼は何かに取り憑かれているとでも言うのか?

正直、影とかどうでもいいんで映像のほうを……

焼身自殺』 

誕生日を祝って、昼間の公園でバーベキューをしている若者達の映像。
こんな公園を占拠して、大音量でラジオ流してもいいのだろうか……?

それはともかく、問題の箇所は非常に分かりづらい。
ベンチの下からほんの一瞬、真っ黒な手が現れる。
もちろんそんなところから手を出す奴など居るわけが無いし、
例え手を塗ったとしても、あそこまで黒い色にはならないはずだ。

その公園ではかつて、焼身自殺を試みたホームレスがいたらしい……
なんでそんなハードコアな自殺を……?

ちょっと動きが合成臭いかもなぁ……あまり怖くないし。
次は全身黒焦げの姿で登場してください。

吹奏楽

中学校の吹奏楽部の演奏会を撮影した映像。
業者が撮影、編集し、複数の保護者に配布されたビデオテープなのだが、
怪奇現象が収録されたビデオテープは、投稿者の所有するこの一本のみであるらしい。

司会の女性が次の演目を説明して礼をした途端、彼女の背後に女の顔が現れる。
出現するのはサーチライトが消えるまでの、ほんの僅かな時間であるものの、
その顔は表情が判るほどはっきりしており、司会の女性の背後はもちろん、
その周囲にも他の人物が隠れる場所などは存在しない。

このは何者なのか?司会の女性と何らかの関わりがあるのだろうか?
そして何故、この女は投稿者の持つビデオにのみ出現しているのか……?
サーチライトが消えた今、真相は闇の中である。

黒死女

撮影者の女性が恋人と長野の温泉旅館に泊まった際、彼の寝顔を撮影していたのだが、
彼がなかなか起きないので布団を剥がした所、布団の中に不気味な女の姿があった。
驚いて彼を起こしたが、調べても既に誰もいない。
彼はその前夜、悪夢にうなされて寝付けなかったと言うが……?

その旅館があった場所には、かつて別の旅館があったのだが、
経営難で倒産。女将は旅館の裏山で首を吊って自殺し、
現在の旅館が出来てからも怪現象が続いていると言う。

問題の映像には、男性の肩の部分に寄り添うように不気味な女が映っている。
顔は痩せ細っており、肌は灰色でお面のようだ。おまけに目は異様なまでに白い……
とても人間には見えない。こいつは女将の幽霊ですら無いのではないか……?

狂死のビデオテープ 続・暗躍

小田氏への再取材を検討していた製作委員会。
そんな折、心霊博士が塾講師の職を失う事になった経緯を取材する事が出来た。

彼はその日、生徒達の前で無駄話をしていた。その内容を纏めると以下のようになる。

太平洋戦争中、関東地方のある村に徴兵逃れをした村人が隠れていた。
しかし憲兵にその事実が露見、憲兵を指揮する久杉少尉(仮名)の命令で、
村人は拷問にかけられ、死亡した。その後、久杉少尉は気が触れて病死し、
その一族も不審な死を遂げているという。

この話を終えた後、何故か緒方義明さん(仮名)が激怒して心霊博士と揉み合いになり、
それが原因で心霊博士は塾を解雇、職を失うことになった。

心霊博士はオカルトマニアであったが、案外に面倒見が良く、人気の講師だったというが、
見たら狂い死ぬビデオテープを所有していたとも語っていたという。

彼が正気を失ったのは職を失ったショックの為か?
それとも、見たら狂い死ぬビデオテープの見た為なのか……?

その翌日、スタッフルームの扉に異様な落書きが書かれていた。
それ「テープ全部と交換 公園」と解読してみせる製作委員会の皆さん。
よくあんな汚い文字をスラスラと……凄い暗号解読能力だ……

更に、恭子さんから「あなたたちがテープ渡してくれないからですよ」とメッセージが届く。
状況から考えるに、恭子さんが小田氏に誘拐されたと考えられ、
テープと交換するものは、恭子さんの身柄であろうと予想された。

今度こそ警察を呼ぶべき事態であるはずだが、
手遅れになるかもしれない」と何故か警察に通報しない製作委員会
とりあえず、演出の児玉と伊月演出補の二人がビデオテープを持って公園に行くことに。
あの落書きみたいな文章を見て、何処の公園だかわかったのだろうか……?

また、編集スタッフは、今回の取材映像の中に不可解な現象を発見していた。

伊月演出補が浅野恭子さんがインタビューしている最中、
恭子さんが座るベンチの隙間に黒い影が出現しているのだ。
小田氏と恭子さんに共通する。その正体は一体……?

正直、影とかどうでもいいんで狂死のビデオを早く(ry

次回予告

向かった先で取材班を待ち受ける異常な事態、小田氏の本当の目的とは?
彼らを待ち受ける呪いとは一体何なのか!?
本当に次回で話を纏めることが出来るのだろうか!?

次回必見である!!



今回も強烈な一本といえるものはなかったが、まぁ悪くはなかったんじゃないだろうか。

お勧めはやはり『夜景』と『黒死女』だろう。
捻りは無いが、こういう問答無用で襲い掛かってくる輩は怖い。
個人的には『大学ゼミ』も気に入ったんだが。

だが『狂死のビデオテープ』は……あと一話で話を纏められるのだろうか……?
27 TWENTY SEVEN』みたいに投げっぱなしにならない事を祈りたい。

それが無理ならせめて肝心のビデオテープの内容だけでも頑張ってくれ。

31から始まった当ブログのほん呪シリーズ感想ですが、
前々から初期シリーズの感想が無いのはどうなんだ?と感じていました。
しかし、名作、汎作、駄作含めて30本分のレビューを書くと字数が多くなり過ぎるし、
俺の負担が有頂天に達してしまい、ただでさえ低い質の更なる低下を招きかねません。

なので、各巻の解説をしながら恐怖度が高い、或いはストーリー性が高い
あるいはネタ度が高い作品を限定して紹介しようと思います。

まずはすべての始まり、1~10をどうぞ。



ほんとにあった呪いのビデオ

全ての始まりとなった記念すべき巻。
既に古典の域に達しつつある『リング』ブームの真っ盛りに製作された作品ではあるが、
単なる柳の下のドジョウ狙いとは言い難い、意欲的な作品に仕上がっている。

本シリーズが他の心霊系ビデオとは一線を隔する点は三つにまとめられる。

1.露骨な霊能力者が登場せず、無闇に長い解説シーンや除霊シーンがあまり無い。
2.グラビアアイドルが登場せず、彼女らが霊に取り憑かれるような無駄なシーンが無い。
3.上記の二点が無いことにより、次々に心霊映像が登場するテンポのよさ。

これらの三点に関しては既にこの1巻の時点で完成しているといえる。

今ではお約束となったナレーションも、中村義洋ではなく高橋眞三樹が担当しているが、
荒削りとはいえ、その様式美は既に形成され始めている。

白い着物の女

本シリーズ初の長編であり、ドキュメント風作品である。

引越しの後、談笑しながら酒を飲み交わしている夫婦と手伝いに来たらしい友人たち。
一見、何気ないどこにでもあるようなホームビデオ映像だが、
突如、虫の音のような不可解な音が入り込み、電源の入っていないTVのブラウン管の中に、
白い着物を着た女性の姿が映っている。

更に、その場にいる誰の声とも違う女性の笑い声が混じり、
もう一度、ブラウン管に画面が振られると、
白い着物を着た女性は近づいてきており、座っているように見える。
だが、更にもう一度カメラが振られた際には、既に何も映っていない……

真偽はともかく、心霊映像としては極めて完成度が高いといえるだろう。
この手の心霊映像には、
「どうせシミュラクラ現象だろ」という無粋なツッコミが当てはまるものが多いが、
本作、及びそのシリーズでには霊にしか見えないものが映りこんでいることのほうが多い。

また、ビデオ版の一部には、
本編終了後、この白い着物の女としか思えない謎の影が映っているという。
残念ながら筆者は『謎の影収録バージョン』を見たことが無いのだが、実在はするらしい。
こんな売れるかも分からん心霊ビデオを、わざわざ二種類も作る予算があったのだろうか?

それともほんとに……?

大学校舎にて

不吉な噂の絶えないT大学(筑波大学)の校舎内で肝試しをする3名の学生たち。
普段は明るく、たくさんの人に満ちているであろう校内だが、
夜中なのでもちろん人影は無く、不気味な雰囲気に包まれている。

彼らは暗く、長い一本道の廊下を通り過ぎ、灯りのある階段の方へと歩いていった。
途中で何度か「寒くね?」などと口にし、背後の気配を気にする一同。

やがて、一人の女性がその存在に気づく。絶叫とともにカメラが背後の壁を映すと、
今、彼らが通り過ぎてきたばかりのそこに、白い影絵のような物体があり、
物陰から様子を伺っているように見える。
一度はその存在に気付かず、近づきながらカメラを向ける撮影者。
するとその影は物陰から動き、揺れ動きながら彼らに大きく姿を見せる。
絶叫しながら逃亡する一同……

俺がこんな体験をしたら、確実に毎日が自主休校状態になるだろう。知らぬが仏だ。


ほんとにあった呪いのビデオ2

作業服の男

見た者全てに災いが降りかかると言われる投稿映像。
幸い、俺自身は未だに死んだり、病気になったり、行方不明にはなっていないが、
もしかするとこの映像を見たせいで俺の人生はボロボロになったのかも(ry

(以下、追加執筆予定)

色々と事情があってサボってるうちに、もう次回作の発売が迫っている。
今年の夏も一ヶ月ごとに出すとでもいうのだろうか。感想を書くのも大変だ……

関係ないが、wikipediaの本シリーズに関する記事は凄いなぁと思う。
何が凄いって、投稿映像が撮影された場所の欄が凄い。
まさか『赤い人』や『ドライブレコーダー』の撮影現場を特定するとは……

今回はやたらとOP映像が凝っている感がするが、肝心の本編はどうなることやら……


呪いのわら人形

今回の一本目は差出人不明のビデオ映像。
20代くらいの男性二人が神社に訪れた際、撮影したものと思われる。
会話から察するに心霊映像を撮る事を期待していたようで、
楽しげに会話しながら境内の奥へ踏み込んでいく。

すると、境内奥の林の中で、わら人形が打ち付けられた木を発見してしまう。
人形はひとつではなく、5個~10個程度が何本もの釘で打ち付けられている。

流石に驚き、それを眺める投稿者達……すると不気味な唸り声が背後から響き始める。
振り返ると、そこには着物らしきものを纏った女性が髪を振り回しながら走ってきていた。
絶叫を上げながら逃げる投稿者達。そこで映像は途切れ、
彼らがその後どうなったかは不明である。

『闇の中から忽然と出現したこの女性は、まさか、この世の者ではないのだろうか?』

との事だが、この世のものだろうが、そうでなかろうが、
こんな女性との出会いはノーサンキューである。

ぶっちゃけ、スペシャル5『疾走!』の首ありバージョンな気がするのは俺だけだろうか。

隣人の声


    |                  \
    |  ('A`)           ギシギシ
   / ̄ノ( ヘヘ ̄ ̄        アンアン


古く、壁の薄いアパートの一室において、
隣室からの女性の喘ぎ声を、携帯のビデオカメラで録音しようとする二人の男性。
しかし、声は徐々に喘ぎ声と言うよりは悲鳴といった感じの激しいものになっていき、
そこに暴力的な口調の男性の怒声、罵声が混じり始める。
そして、最後には何か叩きつけるような衝撃音が響き、声は突然止む。

呆気に取られた撮影者がカメラを横に向けると、
もう一人の男性の肩の部分に不気味な女性らしき影が映っている。
影とはいえ顔も確認できるが、明らかに三次元的ではなく、二次元的な虚像だ。

隣の部屋は空き部屋で誰も住んではおらず、
不動産屋によると以前に殺人事件があったような事はなく、事故物件では無いらしい。
それではあの影や声の正体は何なのか……?

しかし、何より怖いのは、
こんな映像を撮影しておいて余裕で顔出しインタビューに応じる投稿者だろう。

二つの眼

十二月のある日、知り合いの外国人夫妻の家に遊びに行ったという投稿者。
しかし、映像には撮影当時には起こらなかった不可解な現象が映りこんでいるという。

映像には子供が楽しげに遊ぶ様子や犬の寝転ぶ姿が映っており、とても微笑ましい。
だが突然、画面に激しいノイズが入り、
視界には無い筈の双眸が映りこむと、二回ほど瞬きして消える。

霊能者によると撮影されたマンションではなく、
撮影した投稿者本人に恨みを持つ霊であるというが……うさんくせぇ。
だが、スタッフはその件を投稿者に報告しようとしたが、連絡はつかなかったという……

狂死のビデオテープ 胎動

さて、今回の長編エピソードは、
文明の発達した現代において今なお存在する呪われた一族を記録した映像」との事。
正直、その説明では良く分からん……

今回の主役は、『ほんとにあった呪いのビデオ30』から登場した投稿者『心霊博士』。
彼は「最近の呪いのビデオの映像は質が下がっている」という手紙と共に、
6本のビデオを送ってきたが、大口を叩いている割には大した映像ではなかったようで、
ビデオが採用された回数は2回だけ。その映像も正直、質が高いとは言いがたい。

おまけに採用されなかった事を逆恨みしたのか、
製作委員会に「演出の児玉と演出補の岩澤を殺す」と書かれた脅迫状と、
首を切り、黒く塗った鳥」を送りつけたという、迷惑な人物である。

だが脅迫状が送りつけられて以降、彼からビデオが届く事はなく、
手紙に書かれていた電話番号は解約されてしまっていた。

一方、緒方義明さん(仮名)が携帯電話で撮影した映像が投稿された。
映像は、義明さんが友人と鍋を囲んで談笑しているところだが、
映像の中には彼ら以外の不気味な顔が映っているという。

なお、例の如く義明さんは不審な事故で死亡しており、投稿者は彼の妹である。

スタッフは義明さんの周辺を調べる事にしたが、
映像の中に映っていた友人達からは、何の情報も得る事が出来なかった為、
予備校で彼を担当していた講師の取材を得る事に。

義明さんはかつて、授業中にオカルトに関する無駄話をした浅野さん(仮名)という講師と、
喧嘩をした事があるという。浅野講師はその騒動が原因で辞めてしまったが、
浅野講師は生徒達から”心霊博士”というあだ名で呼ばれていたらしい。
思わぬ名前の登場に、驚きを隠せない製作委員会……
そんなあだ名の奴いくらでも居そうな気がするが、突っ込まないでおこう……

確認すると浅野氏と心霊博士の電話番号が一致。彼らが同一人物である事が確定する。
しかも、例の映像に映っていた不気味な男性の顔は、浅野氏=心霊博士に似ているという。

製作委員会は浅野氏の住居を訪れたが、彼は既に死亡しており、
その遺族も行方不明らしい。彼は生前から神経症を患っていたそうだが……?

ここで問題の映像である。

義明さんの友人は酔っているためか、やたらテンションが高く、
毛利小五郎が、爆破されるビルの中にいるコナンを心配するシーン」、
スマブラでモンスターボールを投げたときに出てくるサワムラー
などという意味不明なモノマネを披露していた……これは酷い。

友人がサワムラーのモノマネを披露した瞬間、
撮影者である義明さんは携帯電話を落としてしまうのだが、
一瞬だけ映るベッドの下の僅かなスペースに、不気味な中年男性の顔が存在している。

これは、義明さんに退職に追い込まれた浅野氏=心霊博士が、
ストーカーと化して義明さんの部屋に侵入……
いや、生霊と化して義明さんを呪おうとしている瞬間だとでも言うのだろうか……?

後編に続く

海岸の洞窟

仕事仲間と海岸にキャンプに行った投稿者が、キャンプ地周辺の洞窟で撮影した動画。
まだ朝早いようだが、テンションの高い投稿者は撮影しながら友人達に挨拶している。

洞窟の入り口は広く開けており、外には海が広がっている。
仕事仲間の皆さんは入り口周辺の岩場で海を眺めていたようだ。
カメラが足元の崖を映した一瞬、
海の中から這い上がろうとする何者かの白い手が映りこんでいる。

これはこの場所で水難被害に遭った何者かの怨念が、
生者を羨み、引きずり込もうとしているとでもいうのだろうか?
それとも、ちょっと早めの海水浴を楽しんだ何者かの手とでもいうのだろうか。

シリーズ監視カメラ 自動車

今回のシリーズ監視カメラは乗用車の車内、
運転席後方から助手席と後部座席を撮影するように設置されたカメラである。

この車は買われて以降、ぶつけてもいないのに助手席側の車体に、
人間の爪跡と思われる細い傷がつき、それは徐々に増えていったという。
イタズラだと思った投稿者は監視カメラを購入、今回の映像を撮影し始めたのだが、
撮影開始から数日後、車に大量の白い脂のような手形がついていたらしい。

問題の映像には、深夜、無人の車が突然揺れ出し(まるでカーセック(ry)、
不可解な白い手形がひとりでに出現する様子が映し出されていた。
手形がちょっとCGっぽい感もするが……

車は友人から買った中古車であり、事故車では無いという説明を受けていたのだが、
このような事件が起こった為、改めて事情を聞こうとしたが、
その友人は行方不明になり、誰とも連絡がつかないという……

なお、投稿者はこの車を中古で売ってしまった為、
事故車では無い”この車はまた誰かの元に売られると推定される。

……おそろしや。

誕生日ケーキ

投稿者がバイト仲間達と誕生会を行っていた際、
『ロウソクを吹き消す瞬間が見たい』という理由で撮影された動画。
映像の中で、誕生日を祝われている男性は、隣に座っている女性と交際していたのだが、
この誕生日以降、急に性格が豹変し、彼女に暴力を振るうようになり始めたという。
投稿者はこの映像に映る怪異に憑依されたのではないかと語るが……

問題の映像にはロウソクを吹き消す瞬間、男性の顔の顎から頬にかけて、
ぼんやりと……だが、確実に女性だと分かる顔が映りこんでいる。
顔だけ見れば若く美しい女性に見え、
表情も気取った感じで、「呪ってやる!」といった感は無いように見える。

一体、彼女は何者なのか?そして、彼女と別れた後の男性はどうなったのだろうか……?

狂死のビデオテープ 続・胎動

心霊博士の正体が浅野講師だと発覚してから数日後……
製作委員会のスタッフルームに不審な男性が訪れた。

彼はいきなりスタッフルームを訪れると、応対した板倉演出補に対して、
「心霊博士のビデオを全部渡せ」等と、たどたどしい口調で言いながら、
スタッフルーム奥へと乱入、止めようとした板倉を押しのけて去っていたという。

無論、心霊博士=浅野氏は既に死亡しており、
年齢や口調からも彼で無いと推定される。では一体何者なのか?

製作委員会は相変わらず警察に頼る気は一切無いらしく、
伊月演出補に至っては「俺、警察嫌いなんすよね」などと言い出す始末。
彼には警察に何か因縁でもあるのだろうか……?
それとも制作会社のパル企画自体が(ry

全ては謎のまま終わるかと思われたが、
翌日、『心霊博士の娘』を名乗る人物が製作委員会に電話してきた。
彼女は公園にスタッフを呼び出し、
やってきたスタッフ三人に対し、別々の公園へ向かうよう指示した。

そして、別れた三人のうち、伊月演出補の前に杖をついた女性が現れる。
彼女が『心霊博士の娘』であり、『製作委員会が尾行されている可能性』を恐れて、
三人を別々の場所に呼び出したというが……

予告

『心霊博士の娘』から語られる『心霊博士』に関する驚愕の事実とは!?
そして、製作委員会に乱入した男性は『製作委員会を脅かす異常な男』であるという。
事件は、ほんとにあった!呪いのビデオ史上、最悪の方向に向かっていく!!!


今回は何だか短めという印象を受けた。38の発売が一ヵ月後に迫っているからだろうか?

正直、インパクトのある映像は『呪いのわら人形』だけだったなぁ……
『狂死のビデオテープ』のストーリーも含め、次回に期待したいところだ。



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