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そもそも俺は生きてるんですかね
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岩澤、菊池の退社など、2009年は卒業の年だったようですが、
2010年のほん呪には新風が吹き込まれたようです。

しかし、単なる新人ではないのが嬉しいところ。
詳細は感想を呼んでもらえれば分かります……


シリーズ監視カメラ マンションの屋上

おなじみのシリーズ監視カメラ。
今回の舞台は、飛び降り自殺が多発していたというマンションの屋上。
あまりに自殺が多発するので、管理人は対策として監視カメラを設置したらしい。
一応、効果はあったようで自殺者や不審者の侵入事件は減ったものの、
ある日、カメラの映像に明らかに不振な映像が映り始ってしまったとの事。

映像には、屋上に繋がるドアへ密着する人影が映るが、ドアが開くとそこには誰もいない。
影はガラスに映ったままなのに、ドアが開くとかき消されたように消えてしまうのだ。

管理人は『御祓いはしてるけど効いてないらしい。もっと強力な霊能者を雇いたい……』
などと言っているが、自殺者が多発する時点で何かおかしいというか、手遅れ感が漂う。
もう取り壊したほうがいいんじゃないか。

恨眼

呪いのビデオ製作委員会スタッフルームの前に首を切られた鳥の死体が届けられた。
当初、カラスかと思われた四匹のそれは、別種の鳥を塗料で黒く染めたものらしい……

だが、そんなことより冒頭から眼に入るのは『ほん呪ロゴの描かれた黒パーカ』。
前作では長田専用パーカかと思われたが、全員着てるところから見ると制服らしい。
ファンの俺でもそれは着たくないわw

そして、どういうわけかスタッフルームには退社したはずの岩澤の姿が!
名前を良く見ると『岩澤俊樹』。英雄の名を受け継ぐの登場である。

閑話休題。製作委員会には、この悪質な悪戯の犯人の目星はついていた。
そう、パート30に登場した期待の新人……あるいは病人、『心霊博士』である。

彼はパート30で採用されて以来、5本のビデオを送っていたが、全て不採用になっていた。
採用されないのが悔しいのか、同封された手紙は徐々に脅迫めいたものになっていき、
今回来た手紙には「演出の児玉と演出補の岩澤を呪い殺す呪い殺す呪(以下略)」
……と書かれていた。

あの、視聴者の誰もが忘れたがっている黒狐事件を思い出させる展開に
ビビったスタッフは、伝説の英雄『岩澤宏樹』(今度こそ本人)を呼び、助言を請うことに。

警察に相談すべきでは』と常識的な提案をする長田に、
岩澤は『俺たちは警察や外部の力を借りずにやってきた。独自に解決すべき
と言うが……お前らが事件を無事に解決出来たことってあったっけ……

弟の俊樹くんも『辞めたからそんなこと言えるんじゃないの?』と反抗気味。

とりあえず、心霊博士の手紙に記載されていた電話番号に電話をしてみるものの、
電話を受け取った人物は、『何のことですか?』とまったく話が通じていない様子。
しかし、いきなり電話を切ったことから、演技の可能性も否定はしきれない……

今回、心霊博士が送ってきたビデオには観光地が映っていた。
撮影場所は知覧武家屋敷庭園通りと、その中にある森重堅氏庭園の模様。
観光客らしき撮影者と、その母親らしき老婦人が観光する様子が映っているが、
彼らと心霊博士の関係は不明。心霊映像を撮影しに来たという様子ではないが……

撮影者は錆びた電球だの、何もない窓だの、軒下など、何もないところを接写している。
軒下には心霊現象と思われる真っ白な顔が存在していた。顔以外の部位は存在せず、
木の根のような黒い陰がさしている。大体、そんなところに人がいるはずがない。

不気味な映像ではあるが、今までの作品と比べると恐怖度が高いとは言えない。
製作委員会は今後も心霊博士を追っていくらしいが、どうも徒労に終わりそうだなぁ。
心霊博士の正体は黒狐だった!!」とかやられても誰も驚かねぇぞw

深夜のドライブ

インタビューなどは無く、中林のナレーションだけで進行する独特な雰囲気のスキット。
カップルたちが、深夜に自動車で自宅へ帰る途中に撮影したという映像である。
撮影を開始する直前、彼らは交通事故で大破し、潰れた車を目撃したという。

『さっきの車凄かったね』などと笑いながら話す不謹慎な撮影者。
車が運転する男性も笑っており、被害者を悼んだりする様子はない。

すると突然、窓に血まみれの男がへばりつく……
もちろん、走行中である。この世の存在であるはずがない。
撮影者の女性はそれに気づき、悲鳴を上げているが、男性は気づいていない模様。

彼らはこの後すぐに、交通事故に遭遇したそうだ。
随分と即効性のある呪いだ。大事には至らなかった様だが。

不謹慎な会話をしているからこういう事になる……と言いたい所だが、
筆者も、この文章を書く直前、自動車とバイクの衝突事故現場を目撃している
被害者の生死は不明だが……軽症であってくれることを祈ろう。

体験入学

専門学校の体験入学の映像。
映像系の専門学校らしく、入学希望者にビデオカメラで撮影させるのだとか。
……実は課題の『呪いのビデオ製作実習』だったりしまいな?

白昼、笑い声を上げながら、撮影をするというよりは雑談に花を咲かせる撮影者たち。
そんな中、若い女性を接写すると、彼女の傍らに長い髪に着物の女性が映っている。
夕暮れの映像の中で、その長い髪の女だけが薄暗く、異様な存在感を示している。

なんでも、撮影現場の近くには大規模な遊郭があったらしい。
……コメントが難しいな。遊郭との関連性もあんまり感じられないし。

呪いの携帯メール(前編

友人の誕生日にお祝いのメッセージを贈ろうとした女子大生、山下さんと岩田さん。
しかし、祝いメールは呪いメールになってしまった。

映像は携帯で撮影された粗い映像……正直、呪いじゃなくても不気味に見える。
酔った勢いで何本も映像添付メールを送っていた二人だが、
突然、相手に「やめてよ!気持ち悪い」と言われてしまったとか。

携帯で撮影した映像自体は普通だが、メールで送信したそれは別の映像になっていた。
なんでも岩田さんの顔にノイズが走り、くり貫かれたようになっているとか。

取材から数日後、岩田さんがビルから飛び降りて自殺してしまったという。
自殺に至る理由は山下さんや、他の友人、
そして別れた彼氏にも思い当たらないというが……

しかし、事態は製作委員会の思わぬ方向に進むことになる……
ってまた前後編かよ!!せめて前編にも映像用意しろよ!!

騒音

今回は都会の集合住宅事情にまつわるお話。

上の階からの大きな足音に苦しめられていた投稿者。
一度、抗議しに行ったものの、部屋の住人には「誰もいない」と逆に怒られてしまった。

しかし騒音は止まず、耐えられなくなった投稿者は、深夜に再び抗議に行った。
今度は友人にビデオカメラを持ってもらい、証拠として記録してもらう事に。

相手の女性の応対自体は普通だったが、どうも相手の目つきは『いやな感じ』がしたとか。
口論の末、部屋を見たものの、中には誰もおらず……釈然としないまま部屋を去ることに。
しばらくして上の階の住人は引越し、同時に足音も聞こえなくなったというが……

余談だが、このインタビュー中に「おい!」という声が聞こえるような気がする。
紛れ込んだ雑音と考えることも出来るが、詳細は不明である。

映像には、口論をする投稿者と女性の姿が映っている。
女性の様子は怒って感情が昂ぶっている様子があるとはいえ、至って常識的なものだ。
だが、深夜にも関わらず、彼女の部屋には、彼女の夫と赤ん坊の姿は無かったとか。

映像には半透明な複数の手足が映っている。
これが足音を出していた正体とでも言うのだろうか?

霊能者によれば、この部屋には霊的な力を持つものがあって、霊の通り道と化しており、
女性も霊的に極めて危険な状態にあるとか……どうも胡散臭いけど。

テニス・サークル

テニスの練習の様子を映した映像。
投稿者はやたら老け顔の……おそらく大学生と思われる男性。
場末のビジュアル系バンドのボーカルっぽい服装とポージングだw

テニス経験の無い新入生の練習と言うことで、フォームを教えるべく、
彼女の足元を撮影したのだが……って本当に練習の為に撮ったのか?
新入生の女性を騙して『練習』という名目で足を……って、そんなことはどうでもいい。

彼女は葬儀会社でバイトしていたらしいが、
撮影後に大学を辞めてしまい、精神を病んで実家に帰ったとか。
バイト中に『何か』を連れて来てしまったとでも言うのだろうか……?

映像には黒く汚れ、死体のように血色の悪く、痩せ細った脚が、はっきり映っている。
しかし、カメラを上げると、そこには誰もいない……

映像としては不気味なんで、もう一押し欲しかったなぁと思う。

呪いの携帯メール(後編

岩田さんの自殺の原因は結局掴めなかった。

だが、それから数日後、山下さんから製作委員会に連絡が入った。
例の映像に岩田さんだけではなく、山下さんにも怪奇現象が起こっているというのだ。
更に岩田さんの死因についても思い当たったらしく、
「事情を説明したい」というメールを送ってきた山下さん。

製作委員会の下に残っている映像には、山下さんへの異常は認められない。
つまり、山下さんの携帯に残っているオリジナルの映像にだけ、
異変が起こっている
という事になるのだが……

取材の約束をした日、山下さんは現れず、代わりにメールで事情を説明し始める。

ある日、山下さんと岩田さんは、
先輩から『憎い相手を地獄に落とす方法』が書かれたメールを見せられた。

その方法は、
月の最終金曜日に東京都世田谷区のとある公園で、
”死刑”という題名、
本文に”相手の名前”を書き、指定のアドレスにメールを送信
というものであるという。

先輩は、すぐにそのメールを消去してしまったようだが、
あろうことか山下さんは、その手順に従って岩田さんを呪ってしまったらしい
岩田さんが就職が決まっている事が悔しい……というだけの理由で。

驚いた製作委員会は、山下さんに詳しい情報を連絡するようと促すが……
大方の予想通り、翌日に山下さんは『急性の病気』で亡くなってしまった。

オリジナルの映像に発生していたという、山下さんへの異変や、
『憎い相手を地獄に落とす方法』についての情報も闇の中に消え去ってしまった……

ここでようやく映像紹介である。

散々言われたとおり、ノイズが走るとともに岩田さんの顔がくりぬかれたように消失する。
黒く塗りつぶされるとかではなく、穴でも開けられたかのように背後の様子が見えるのだ。
観光地によくある顔がくり貫かれた看板状態といえば分かりやすいだろう。
オリジナルの映像には、これと同じ現象が山下さんにも起こっているというのだが……

まぁ、残念だが山下さんには同情の余地は無い。
地獄でこの言葉をじっくりと味わっていただきたい。

ほんとにあった!呪いのビデオ36 完


今回は微妙だったなぁ。
映像自体は、なかなか良かった感はするんだが、活かしきれてないような。

あと、気合の入ってそうな黒狐……もとい心霊博士(笑)や、
呪いの携帯メール』の映像が怖くないってのも痛い。
ストーリー的にもイマイチだったしなぁ……
中村ナレーションのみの、『深夜のドライブ』が一番怖いってどういうことだ……

まぁ、愚痴を言っていても仕様が無いので、
2010年は期待の新人、岩澤弟の活躍に注目したい。
彼は偉大な兄貴を越えることが出来るのだろうか……?

jyagisama.jpg









という事にならないことを祈ろう。

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我々製作委員会は、ネットを巡回する中で奇妙なFLASHを発見した。
そのFLASHに設置されたボタンを押した者には、
奇怪な出来事が起こるというのだが……

では……ご覧頂こう……


http://swfup.info/view.php/8495.swf


お分かり頂けただろうか?
YamanoNakawoArukimawaruIwasawaを始めとして、
責任、ダビングの発狂した男、「ここがお前らの墓場だよ」など、
ありとあらゆる名言、音源が網羅されている。

もう一度ご覧頂きたい……

これは、熱心なほん呪ファンが作り出したMAD用素材……
……とでも、言うのだろうか?

 

感想を見れば分かると思うが、今回は全体的にあざとい気がする。
恐怖を煽る意味であざといのではなく……エロ方面で……


中古ビデオカメラ

中古ビデオなどと言うから、スペシャル3の名作を使いまわしたのかと思ったが、
そんな事はなかった。大体の粗筋は似ているけど。

投稿者がフリーマーケットで買ったビデオカメラに、
ビデオが入っていたので好奇心から見てしまったと言う。
映像は観光地(志摩スペイン村らしい)を歩く家族連れの様子。
しばらく野外舞台で繰り広げられるダンスの様子が映っているのだが、
突如映像そのものがフリーズ。そして画面右側が暗くなり、
ムンクの叫びみたいな面が浮かび上がってくる。

まぁ、そんだけと言った感じ。


投稿者はこの映像を何度か見ていると、気分が悪くなって吐いてしまったらしい。
そもそも、何でこんなものを何度も見ようと思ったのか。
その思考回路がホラーである。ちなみに筆者は夕食食いながら見た。



海岸

今回、パッケージ裏面で一際目を引く水着写真。
「冬だからって製作スタッフもあざといなぁ」と感じた。

「夏の海は日常からの解放を与える最たるものである」などと、
解説の中村さんの声もどこか嬉しげだ。

投稿者(女性)+友人女性二名、男性二名が海水浴を楽しんでいる。
おまけに映像に映る女性はどれもそこそこ美人+巨乳……
俺なんて大学生活の四年間、海にすら行った事ないのに……
……これがリア充……!!

海岸近くの町ではかつて空襲があり、死人を砂浜に埋めたらしいが、
そんなことよりビーチバレーを楽しむ一同のに俺の怒りが有頂天に達した。

そして、まるでアイドルの水着PVかの如く寝転がって休む一同。
……やっぱ乳デカいな。何のビデオだったか忘れそうになるが、
女性の身体の下に黒い手が見える。これは空襲犠牲者の無念が、
リア充へ向けられようとしているとでも言うのであろうか……?

だが投稿者が無事な辺り、あまり呪いに効果はなかったようだ。
どうせこいつら、このあとホテルで楽しみまくるんだろうなぁ……

シリーズ監視カメラ 河川

水が殆ど流れない、ほとんど溝と言った感じの川と、橋を捉えた映像。
増水の状況や、水流を調査するために監視しているらしいが、
普段の十倍の水が流れても大した被害はなさそうだが……

それはともかく、映像にはあまり動きは無い。
たまーに車や人間、二人乗りの自転車が行き交うだけで異変は無い……
と、思ったらここでReplay。

何でも自転車は二人乗りではなく、女の上半身がしがみ付いているらしい。
……そうは見えないのは俺だけだろうか?足を前に出してるだけで、
ちゃんと下半身も見えるような……?

もしかして、俺には見えてはいけないものを見ているのか……?

肝試し 前編

毎度御馴染みの長編シリーズ。もう岩澤が居ないのが寂しいな。
今回は投稿者と友人が肝試しに行った際の映像だという。

男二人で肝試しってのも悲しいものがあるな。まぁ、女を多数連れて行っても、
それはそれで空しい事になるのが、俺の喪男たる所以だが……
この辺は黒歴史なので詳しい事は聞かないでもらえると助かります

投稿者はオカルトマニアの友人、宮前さんと共に近くの廃墟に行ったが、
そこには公園が造成されており、廃墟は既に無かったと言う。
投稿者は宮前さんの家に泊まることになったが、
宮内さんは帰り道の途中から徐々に無言になっていた。

深夜、腹痛を覚えた投稿者がトイレに入っていると、
玄関のチャイムが鳴り、何者かが入ってくる音が聞こえる。

すると宮前さんが突然、「そういう事から始まったんだ」と叫んだ。
投稿者が部屋に戻ってみると、宮前さんは既に居なかったという。
翌日に一度帰ってきた形跡はあったものの、そのまま行方不明になってしまった。
部屋に侵入してきたらしい、もう一人の正体も不明。

演出補の長田は問題の公園である、江古田の森公園を訪れたが、
特に異常は見当たらない。よくある中規模の公園といった感じ。
そこにあった国立療養所中野病院の廃墟は西暦2007年頃に壊されたが、
それまでは心霊スポットとして有名だったという。

その頃、投稿者はバイト先の情報を頼りに、
宮前さんの実家を探し出し、彼の母親と電話する事に成功。
何でも宮前さんは『病気の療養中』であるというが、
詳しい事は教えてもらえず、電話も代わってもらえない。

珍しく死んだり、行方不明にはなっていなかったようだ。

一体、彼の病気とは何なのか、そしてビデオの内容は……後編に続く。


家族旅行

湖に面した旅館の和室で撮られた映像。
TVの音声がやたら甲高く聞こえるのは著作権対策の音声いじりだろうか?

朝、部屋を引き払おうとしているようだが、呑気に部屋で戯れる子供を映している。
子供がおどけながら、窓の傍を離れると……
窓から半透明な女が顔を出し、睨みつけていた。部屋にはベランダは無く、
湖に面しているために上がってくる場所は無いと言うが……

半透明だが表情は分かる程度で、出てくるタイミングにも不意を突かれた。
捻りは無いが完成度の高い映像であると思う。



黒い物体


ま た リ ア 充 か

昔の恋人ユリさんと再会し、
そのまま渋谷の道玄坂にあると言うラブホに向かった投稿者。
あろうことかハメ撮りを要求するが、当然の如く断られ、隠し撮る事にしたとか。
その執念は一体何なんだ。長田演出補もドン引きしてるぞ……
言われてみればインタビューを受ける髭面はとことなく好色そうに見える。

何でもそのホテルでは、手酷い振られ方をした若い女が自殺しており、
それ以来、怪奇現象が絶えないと言うが……

で、問題の映像。ハメ撮りを断られ、
分かった。絶対に撮らないよ」などと言いながら、
シャワーを浴びているユリさんを、背後から盗撮し始めた投稿者。
無論、裸体にはやりすぎなくらいモザイクがかかっており、何も見えないが……
やはり本作はお色気路線なのか?

しばらく撮影していると女性にバレて、ベッドルームに撤退する投稿者。
すると、ベッドの上に女性の頭のようなものが浮遊しており、
投稿者のほうに突進してきた。

携帯なので映像が荒い為か、突進スピードの為か、顔は鮮明に見えない。
目すらも確認は出来ず、表情は見えないのだが……まぁこんなん出てきたらビビるな。
かといって、腰を抜かして、ユリさんに部屋を確認させるのは情けないと思うが。

投稿者の男性はインタビューの数日後、電車に飛び込み自殺したとのこと。
死ぬようなタイプには見えなかったし、インタビュー後とは妙にタイミングいいな。
盗撮映像を勝手に投稿したから謀殺されたんじゃないのか?



暗闇

花火を楽しむ母子の映像。単身赴任の夫に送る映像らしいが、
怪奇現象入りビデオなんて勘弁してくれ。

インタビューには映像に映っていた両名が登場。
息子さんは猿面な上に、やたらと眠そう。母親のインタビューによると、
撮影後、猿面少年の肩に打撲傷のような痣が出来ていたのだが、
そんなところを打った覚えは無く、映像に起こった怪奇現象を見て、
原因を悟った……などと嬉しそうに話す。心配しているようには見えないが、
単身赴任の夫を待つにはそのくらいの肝っ玉が要るのだろう。
ただのほん呪ファンなのかもしれないが……

映像には青白い、死体のような手が少年の肩にはっきりと映っていた。
こういう映像では半透明の『手のような』物体が映ってるだけが多いのだが、
これは、はっきりと手が映って花火の照り返しを受けており、実像と考えられる。

まぁそんだけと言えばそんだけなのだが。

つーか、中村さん。
「背後の暗闇に潜む存在にくれぐれもご注意いただきたい……」

ってどうやって注意すりゃいいんだよ!?


バナナの叩き売り

今では縁日でも殆ど見かけなくなったバナナの叩き売り……と言われても、
ゆとり世代の俺にはサッパリ分からない。存在すら知らなかった。

投稿者も始めて見たらしく、物珍しさから携帯で映像を撮影したようだ。

小太りの男性がバナナを売っているのだが投稿者がカメラを下げると、
会議テーブルの下に白い何かが映る。逆さまにしてみると女性の顔だと分かる。

このバナナ売りのおっさんに縁のある人間なのだろうか?
それとも路上で寝転がるのが趣味の奇特な女性なのだろうか?
どっちにしてもイマイチだなぁ。



肝試し 後編

宮前さんの恋人、沢井さんへのインタビューに成功した製作委員会。

肝試しの翌々日、宮前さんが約束の時間に来ないことを不審に思い、
彼の家を訪れた沢井さん。合鍵で開けてみると宮前さんは室内に居た。
彼は何を言われても上の空と言った感じなので、
怒った沢井さんは別れ話を切り出し、部屋を出て行った。
宮前さんの部屋はそのまま空き部屋になってしまい、音信不通になったとの事。

宮前さんは肝試しの際にデジタルカメラを所持しており、
沢井さんがそのデジカメとSDカードを持っていた。
SDカードの中には宮前さんと投稿者の二人が映っている写真があった。
無論、肝試し中、二人きりだった彼らには有り得ない事だ。写真は不気味に歪み、
SDカードが挿入されていたデジカメそのものが映っている。
これは、何者かがSDカードへと二人の姿を念写した……とでも言うのであろうか?

そして、ようやく問題の映像。二人は暗い公園で赤外線モードで撮影していた。
廃墟を探す二人だが、見つからず、遂には「俺の家行こうぜ」と諦める宮前さん。
するとノイズが走り、見開かれた双眸のようなものが映る。
しかし、人間の目にしては大きすぎるし、間隔が近すぎるような。
どうにも人形みたいに見える……

……そして、製作委員会は更なる事実を発見する。
ノイズは三回発生するのだが、それぞれに画像が紛れ込んでいると言うのだ。
それをつなぎ合わせると人間の歪んだ顔のように見……えるか?
ちょっと歪みすぎてるような気がするが。

また、ノイズには音声が入っており、
つなぎ合わせると、「見せ・て・やる」に聞こえるという。

一体、宮前さんは深夜に訪れた来訪者に何を見せられたのか?
そういう事から始まったんだ」とはどういう
意味なのか?
それとも、映像とは関係無い何者かの関与があるのか?

何も分からないまま、今回は終了。



エロ要素はともかくとして、今回は結構良い出来だったんじゃないかと思う。
『黒い物体』とか『家族旅行』とか珍しく怖い感じだった。

『肝試し』もストーリーはいまいちだったが、映像と音声は頑張ってたような。
ビデオの方向性としてはそっちのほうが重要だしな。

出来れば今後の謎解きも期待したい。珍しく被害者生きてるし。

スタッフ関連ネタでは長田さんの『呪い』Tシャツに噴いたwそりゃねーよwww
あと、菊池と岩澤の写真が後ろに飾ってあったな。再登場に期待したいところだが……

金欠、就職活動、実家への帰郷などで忙しかった為に発売を忘れていた……
気付いたら岩澤や菊池の名前でここに訪れた人が多数居たようで。
待たせて申し訳ありません。

……待ってる人なんか居ないだろうけどね。

ともかく、2009年最後の呪いのビデオを楽しませてもらいましょうか……
Twenty Sevenが綺麗に完結してるかどうかがとても心配だが。

(基本的にこの文章は鑑賞しながら書いています。)


『シリーズ監視カメラ:団地』

のっけからのシリーズ監視カメラ。タイトル通り、団地の郵便受けを監視するだけの映像。
掴みにはちょっと弱いんじゃないの?等と思いながら画面内の異常を探していると、
突然、ノイズともに墓場の映像に切り替わり、中央には半透明の女性がゆっくり歩く姿が。
これは予想外だった。奥のゴミ箱に気を取られて居たのも一因ではあるのだが。

ただ、異変の終了からReplayまでのラグが長すぎる感がした。
どうも最近のほん呪にはこういう時間稼ぎ的な演出が目立つ。良作故、そこが残念だ。

『動画サイト』

友人たちと部屋の中で飲み会を行いながら、
怖い話、百物語をしないか的な流れになったという投稿者。うらやましい限りである。
俺などいくら頑張って、怖い話だの肝試しだのを提案してもスルーされるのに……

そんな中、友人の一人がYoutubeで不気味な女性の映像を発見したという。
残念ながら映像は削除されてしまったらしく、Youtubeではもう鑑賞できないらしいが、
ビデオにはその映像が映ったPC画面と、それを鑑賞する投稿者たちの姿が映っている。

件の映像自体はそれほど怖いものではない。
能面をつけた女性が『トミノの地獄』を音読しているだけだ。
映像は中途半端なところで終わり、怪訝そうな表情でPCを見つめる投稿者の友人たち。
しかし投稿者がカメラを上げると、
部屋の隅に半透明の人影が。それは一瞬にしてカメラの目前まで近づいてきた!

これもちょっと怖かった。
やはり伝染性のある怪談は想像力を刺激されて怖いな。

※トミノの地獄:大正の詩人、西條八十の詩。音読すると死ぬという都市伝説がある


『雪祭り』

雪祭りの光景を車上から撮影する投稿者。
日は暮れており、街は薄闇に包まれている。
幻想的な風景の中、思わぬ異変が映っているというのだが……分からない。
人は多いわ、建造物が多いわ、車のスピードが速いわで、視認の難易度は高い。

二回目のReplayでようやく視認出来た。
画面上部から人間の膝から下がぶら下がっている。
恐らくは裸足、見えている限りは半ズボンか半裸である。
どう見ても首吊り死体である。しかし、何故こんなところで……?
そして、死ぬにしてもなんでそんな寒そうな格好で……?

正直、感想が書きようの無い動画である。

『念写』

投稿者の夫婦が水族館ではしゃいでいる映像。
中村義洋によると、この映像には二つの異常な点があるという。
すると、夫はデカいハタらしき魚を見ながら「アンコウだ!」と一言……大丈夫かコイツ?

それは置いておいて、オオカミウオだのピラニアだのの水槽を鑑賞する二人。
件の異常は二人がイルカの水槽に近づいた辺りから始まる。
イルカや妻を接写した映像に重なるように、
夫(撮影者)と妻を後ろから眺めるような映像が挿入される。
撮影中である夫はもちろん、妻にもこのような映像を撮影することは不可能である。

そして、その現象が何度か続いた後、
二人の背後に目の無い(鼻や口はあるように見えるが判別できない)、
不気味な少女の姿が映る。夫婦には病死した娘がいたらしく、
二人を懐かしんだ霊ではないかと言われるが……

ちなみに俺は上の文章を書いている最中、
無意識に『投稿者の夫婦が子供と共にはしゃいでいる映像』と書いてしまっていた……
もちろん、この映像の異常を見る前にである……まさかな。

『Twenty Seven 後編 前半戦』

前編の粗筋

ほん呪スタッフの菊池宣秀には毎年、誕生日に差出人不明のビデオが届いていた。
ある日、製作委員会に菊池のビデオと似ているが、怪奇映像が納められたビデオが届く。
投稿者の柏木さん(仮名)に詳しい話を聞こうとするが、彼は自殺してしまう。

中編の粗筋

柏木さんの周囲や自殺現場には不気味な赤い印があった。
また、柏木の命日は誕生日であり、ビデオも菊池と同様に誕生日に届いていたという。
更に菊池と柏木は同じ誘拐事件の被害者であることが発覚。
誘拐事件の被害者はもう一人居るらしい。

そんな中、不気味な手紙が届き、同時に菊池がビデオを持って失踪。
演出補の岩澤は幾つかの仮説を立て、菊池の後を追って誘拐事件の現場へと飛んだ。

仮説

・ビデオを送ってきた犯人は、誘拐事件の三人目の被害者である。

・誘拐犯は27歳で死んだ。そしてビデオが届いた人間は27歳の誕生日に死ぬ。

・ビデオの映像に映る廃墟は三人の少年が監禁された廃墟。

・柏木さんの周囲に描かれていた赤い印は事件と深い関わりがあるはず。


前置きが長くなったが、そんなこんなで事件現場の山荘跡に辿り着いた岩澤一同。

山荘自体は七年前に取り壊されていたが、放置されたテントを発見。
更に何か祠のようなものが半分掘り返されているのを見つける。
掘り起こされた祠(木材が新しい為、大して古いものではない)には赤い印が!

山村周辺の町で聞き込みをするスタッフだが、特に情報は得られず。
図書館で郷土史を調べると、

この地方には鬼が出没し、女性を浚っては食っていた。
だが犠牲者の女性たちの死体の残骸が集まり、
顔や手足が何百もある阿修羅の如き化け物になると、
鬼を惨殺して地底に消えてしまった

などという伝説があるという。

夜になって再び山荘跡に向かう一同。
スタッフの女性、渡辺は体調不良を訴えるが、岩澤は有無を言わせず連れて行く。

人気の無い山道を歩き続ける一同だが、ふと怪しい男とすれ違う。
山道の奥には何も無いはずなのだが……?
岩澤は渡邉に男の後を追い、事情を聞くように言うが、見失ってしまう。
また、渡邉が木々の間に何か横切るようなものを見たというが……
だんだんブレアウィッチ臭がしてまいりました
ほん呪23の廃神社後編と言うべきか?

そんな折、男性の呻き声と思しき声が辺りに響き始める……

カラギノ一族編のラストを思わせる雰囲気の中、
渡邉は山道に座り込み、『行きたくない』と呟く……

そんな彼女に「お前ふざけんなよ!仕事だろうが!」ブチ切れる岩澤。
そのまま数十分間説得して無理やり連れて行くことに。

途方に暮れる我々であったが……』

ってちょっと待ってくださいよ中村さん!明らかに渡邉の言う事は正論だろwww
真夜中にキチガイが潜伏している山の中に突入とか、俺でも嫌だよw仕事でもwww

とんだブラック企業
だなブロードウェイ……

再び現場に到着するが、テントは既に撤去されており、祠もどこかへと消えている。
さっきの男が怪しいが、彼は何も荷物を持っていないように見えた。では、一体誰が……?

辺りを捜索していると、渡邉と岩澤が人影を見るが見失ってしまう。
岩澤は「菊池に似ていた」と言うが、渡邉は「菊池ではない」と反論し、言い争う二人。
すると突然、渡邉が顔を強張らせ、蹲ったかと思うと猛ダッシュで逃げ去ってしまう。

渡邉はそのままテントと祠があった地点に着くと、猛然と暴れ始め、気を失う。
なんとか下山させ、意識を取り戻させた彼女に事情を聞くと、
『頭を叩かれたような気がして、意識を失ったあとは覚えていない』と言う。

謎が深まる中、一同は更に山荘周辺の調査を行うことに……後編へ続く


『バーベキュー』

河原でバーベキューを楽しむ投稿者一同。
こういう場合、彼岸の思想から考えて川の中に隠れているのがセオリーだが……?

どうやら深読みしすぎたらしい。
撮影者がバーベキュー台に近づいていくと、
バーベキュー台の下から逆さまの顔がぬっと現れる。
髪はぬれてぼさぼさ、顔面は蒼く膨れ上がった水死体のようにしか見えない

それにしても、ずいぶんと熱そうなところから現れるなぁ。
しかも何故逆さまで……?


『出てはいけない』

投稿者が大学の演劇サークルの練習を撮影した映像。
しかし、公園で演劇の練習するのはどうなんだ?
昼間ならともかく、夜中は……近所迷惑だろうなぁ……

インタビューによると、練習中に突然、公衆電話のベルが鳴り始めたとの事。
一人の女性が鳴り止まない電話を取った瞬間に怪奇現象が起こったという……
現場ではホームレスの老女が凍死したというのだが……
呪いには弱すぎるエピソードだな……

ちなみにインタビューしてるのは岩澤。
Twenty Seven編と同じコートを着ている。お気に入りなのか?

そんなこんなで始まる映像。
演劇と言うには少々棒読み臭が激しい二人の女性……
投稿者のカメラワークもよく分からん。
まぁ素人だし当然か(無論、俺も専門知識なんてありません)。

突然、公衆電話が鳴り始める。「……鳴るんだ」と呟く女性、俺も同感です。
鳴り続けるため、そのまま取りに行くがすぐに切れてしまったようだ……

と、ここで突然、投稿者がビビってカメラを落とす。

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俺はワケが分からず何度も見直したが、独力では見つけられず仕舞い……


アップになると明らかに顔だと分かるんだが、これで一瞬で気付くの無理じゃね?
あと、女性は脊髄に病気が発見されたそうです。凍死関係ねぇww

『悪酔い』

携帯電話による映像。投稿者の友人の男性が汚い裸を見せている……誰得?
普段は控えめに酒を飲むらしいが、この日は異常なまでに悪酔いしていたとか……

遠縁とは言え、法事の帰りに宴会に参加したらしいのにどんどんヒートアップする友人。
遂には下半身まで脱ぎ始め、陰毛に火をつけ始める……
おい、これ修正しなくていいのかよ!むしろ、積極的に修正しろよ!店員も止めろよ!!

ケツの穴に割り箸を突っ込んで、手で突っ込まれて喜んでる……もうやだこのビデオ。

そんな彼を睨み付ける目のような物体……
もう、ただの画質割れにしか見えなくなってくる辺りが悲しい。
こんなもの睨みつけたってどうなるってんだよ……

宗教的な儀式使われることが多い事からも分かるように、
お酒には霊的な力がある。そういった意味でもお酒には十分注意したい。
酩酊状態では心身に邪悪な存在を呼び込んでしまう危険もある……

等と、中林さんがシリアスなコメントをしても全く効果が無い。
Replayで男の裸が延々とReplayされて心底苦痛。もう勘弁してください……
これこそ真の呪いのビデオだよ……

『Twenty Seven 後編 後半戦』

遂にシリーズ完結。ここまでの三ヶ月間はホントに長かった。
だが、ちゃんと全ての複線は回収されるのだろうか……?

祠の調査を進める一同は、歴史学の研究をしている男性に赤い印の正体を尋ねることに。
彼によると、それによく似た『』状の印があるという。

それは山荘周辺を支配し、一揆によって滅亡した武家の紋章であるらしい。
その一族の嫡子は発狂しており、領内の幼女を多数誘拐し、
足、首、胴の三つに切り分けて殺した……
そして、その事実は鬼の伝説として語り継がれたという。

岩澤は赤いについて、
縦線を三つに区切る三本線……つまり、人間を三つに切り刻む所業を非難し、
』に似せて揶揄した農民たちの暗号だったのでは無いかと推測する。

そして、ほん呪製作委員会は一つの結論を出した。

誘拐事件で犯人と被害者の幼児たち四人は、
山の中で忌諱に触れてしまい、かつて虐殺された幼女達の怒りに触れてしまった。
そして27歳で死に至る呪いをかけられてしまう。

犯人は27歳だったのですぐに死亡。
三人目の誘拐被害者は、自分たちに呪いがかけられている事実を知り、
ビデオを送る事で他の被害者にその事を遠まわしに伝えた……との事。


そんな遠まわしな事をせずにはっきり言えよwww
27歳になると呪い殺されますってwwwまぁ普通信じないけどさwwwww

製作委員会は、件の映像を『信頼できる霊能者』に送り、鑑定を依頼した。
その返答は……

さすがにこういった映像を送ってくるのは、ご遠慮いただきたい

そりゃそうだwww

更に『この映像は見るだけではなく、持っているだけで不吉な事が起こる』との事。

ほん呪製作委員会には色々と怪奇現象が起こっていたが、
それは全て菊池入社後だったらしい。
例のビデオを持ち込み、物置に増やしていったためだと推定される。

とんだ疫病神だな菊池……
つーか、製作委員会への呪いは24のダビングビデオ関連じゃなかったのか!?

気絶した渡邉を介抱する映像には、不気味な謎の影が映っていた……
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ぶっちゃけ、カメラワークが怪しい事に気付いてたのでキャプを取っていた。
この件についてコメントが無かったら、
意気揚々と報告したのになぁ……残念だ……

結局、菊池は見つからず仕舞いwww
どうするんだよwwまだ27歳までには数ヶ月あるのにwww

そして岩澤もブロードウェイを辞めてしまうという

だが、彼はビビって会社を逃げ出すのではない。
彼は、自分ひとりだけでも菊池を探すべく、
会社を離れて独力による捜査を開始するというのだ!

悲壮な決意である。渡邉にキレてたのは私情だったんだな
確かに、菊池を見つけ出せるのは数々のキチガイと戦ってきたお前しか居ない!

戦え岩澤!今までありがとう!岩澤!!

やった!ほんとにあった呪いのビデオ Twenty Seven編  完!



なんというか……これで良かったのか?

まだまだ続く気配すらあるし……今までの伏線放り投げてね?
三人目の被害者って誰だったんだよ!!

……実は岩澤だったりしてな。

さて、次回からは通常モードに戻るのかな?
今回は序盤になかなか良作が揃ってたので、次回も期待したいところです。

少し遅れた感がありますが、今夏三部作の二作目の感想です。
本シリーズを観る際は、部屋を真っ暗にするのはもちろん、微妙にカーテンを開けておくと、
人影が窓の向こうに見えるんじゃないかと言うwktk感が味わえます。

まぁ本当に来たら心臓麻痺で即死するけど。

せっかくだから、本作に登場する人物をまとめておくぜ!

中村義洋 『おわかりいただけただろうか?』でお馴染みのナレーター。
岩澤宏樹 武闘派演出補。基地外に遭遇して酷い目に合うことが多い。
菊池宣秀 『Twenty Seven』の主役。毎年、誕生日にビデオが届くらしい。

そういや、岩澤と菊池の二人は、共にほん呪24でデビューしたんだっけ。

『ドライブレコーダー』

中村義洋に「ドライブレコーダーというものをご存知だろうか?」と聞かれ、
ディバイディング・ドライバー!!という単語が脳裏を過ぎったが、どうでもいい。

夜道で女性を轢いたはずなのに辺りには誰の姿も見えず、形跡も一切残っていない。
帰宅後、投稿者がドライブレコーダーを調べると、半透明の女が映っていた……というもの。
車は走っているのに、女性が現れてから轢かれるまで大きさが変わらないとか言うな。

まぁ、ありがちな都市伝説系だが、雰囲気は怖いのでつかみには及第点か。

『奇妙な客』

居酒屋で飲み会の様子を撮影した映像、何の目的で撮影したのかサッパリ分からんが。
それはともかく、奇妙な客……とされるのは奥のテーブルに腰掛ける一人の女性。
うな垂れており、元気が無さそうだ……と思いきや、カメラが横に振られた瞬間、
彼女は撮影者近くの男性の背後に出現した。この間、約0.5秒。恐るべきスピードである。
これが噂の009-1なのか?あるいはアクセルベント、クロックアップかも知れん。
シャイな短距離スプリンターかも知れないし、奇妙だなんて言わないで仲良くしてあげなさい。

もちろん、俺は嫌だけど。

『植物園』

顔がはっきり映ってるのに差出人不明。撮影者は投稿者ではないのか?
植物園で散歩する女性二人組。彼らが見ていた花壇の下に、赤い顔が見える。
今回はナレーションが『お分かり頂けた事と思う』だった。素で気づかなかった俺の立場は……
この赤い顔だが、花壇の下から頭を出しているという感じではない。
顔の画像だけが置いてあるようにも見えるし、黒い胴体が付いているようにも見える。
胴体が付いていると考えると、マスコットキャラのような二頭身ボディにも見える。

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ちょっと可愛いかも、などと一瞬思ったが、気の迷いだ。

『Twenty Seven 中編 前半戦』

前編については長くなるので32の感想を参照してくれ。  ←クリック

柏木さんの自殺した部屋の中には、件の赤い印が描かれていた。
という事はご近所に赤い印を作って回っていたのは柏木さん本人だったのか?
まぁ一番疑わしいのは、第一発見者である番組スタッフなわけだが(ry

相変わらず無駄な探究心を燃やすスタッフは印の正体を調べたが、収穫無し。
更に傷心しているであろう柏木さんの親や、友人、恋人にもズケズケと取材する。
なんという人非人……
109-11.jpg







柏木さんの命日は誕生日だった。例の映像も、毎年、誕生日に送られてきたという……
あらら、全く同じ状況に置かれている菊池さんに濃厚な殉職フラグが立ち始めました。

今まで散々依頼者を殺しているくせに、ようやく責任を感じ始める取材班。
そして、興信所に柏木さんの調査を依頼、つまり、投稿者の個人情報を漁り始めた。
呪いのビデオよりもおめぇらの倫理観がこええよ!!

そんな折、柏木さんの彼女から生前に撮られた携帯カメラの映像が届く。
トランプ手品に興じる柏木さんと彼女の映像だが、彼女の顔と音声に激しいノイズが走り、
顔が不気味な形に歪み、音声も低くなる。これが死の前兆だとでも言うのだろうか。

そんな折、菊池が26歳の誕生日を迎え、また柏木さんのと同じビデオが届いた。
ビデオが入っていた封筒には、消印も宛名もないが、今回は手紙が入っていた。

お前らだけ 忘れたとは言わせない あいつと同じ歳になったら 終わり

そして、例の如く菊池は行方不明になってしまった。彼の運命や如何に? (つづく)

『祭り』

神社で行われている盛大な祭りの映像。また、人ごみの中から怪奇現象を探すのか……
……と思ったら、今回は人ごみとは全く関係が無かった。読みを外してきやがったな。

お札に名前を書く男性の脇から白い顔らしきものが覗いている。
しきりに動き回っていることから考えると、どうも匂いをクンカクンカしているらしい。
脇フェチかよ。しかも男目当ての……救いようの無いド変態だな……

『シリーズ監視カメラ 女子寮』

女子寮の監視カメラなのに投稿者が男性っぽい名前なのが気になるが、
エレベーターの管理に男女は関係ないか。それにしても勝手に映像持ち出していいの?

誰もボタンを押してないのに動き始め、必ず最上階で止まるエレベーター。
故障か、あるいは心霊現象か?監視カメラが遂にその正体を捉えたと言う。

その正体は半透明の女性だった……ガラスのクレアか?
最上階には屋上に至る階段があり、そこから飛び降り自殺した女性がいるらしい。
察するに、飛び降りたんじゃなくて銀河鉄道に(ry

『お見合いビデオ』

中村義洋曰く「お見合いには邪な者が介入する余地がある」との事。
確かに、俺がこんなビデオを撮ったら女性にとっては邪な者以外の何者でもない。

投稿者は結婚相談所で働いていた女性。思わぬ心霊映像が撮影できたので、
退職時に職場から持ち出して投稿したらしい……個人情報はどうなるんだ……

呪いのビデオよりおめぇらの職業倫理感のほうがこええよ!!

映像には40代男性が自己アピールする姿が映っている。
彼には妻を亡くした過去があったが、その事実を隠して再婚相手を探していたらしい。

「私は嘘をつく事が嫌いです」と発言した瞬間、画面に激しいノイズがかかり、
男性の身体が半透明に、そしてピンク色の服を着た女性の姿が覆いかぶさる。

ナイスツッコミである。こいつ、妻を亡くす前から嘘ばっかり言ってたに違いない。

『Twenty Seven 中編 後半戦』

菊池が失踪し、戦う演出補 岩澤は本格的な調査に乗り出した。
まず、菊池と同棲していた恋人に情報を聞くが、失踪の理由は全く分からない。
彼の遺した手帳には、例の赤い印が数ページに渡って書き込まれていた。

cap015.jpg









「取材の過程でメモしたのかも知れない」と言うが、どう見ても一つで十分である。
だが柏木さんのように、家の周りに赤い印が描かれていると言うことは無かった。

また、菊池は失踪直前に、件のビデオを会社の倉庫から盗んでいたことが発覚。

監視カメラには、虫を振り払うような挙動で物置に近づき、上半身裸で潜入。
ビデオを奪って逃走する菊池の姿が捉えられていた……
更に、菊池の背後から正体不明の女性の影が発生する瞬間も映っていたのだ。

中村さんには「お分かりいただけたであろう」と言われたけれど、
退屈だったので、ブログを更新していた俺は指摘されるまで気づきませんでした。

畳み掛けるように、興信所の調査報告が発表される。
柏木さんには五歳の頃、廃屋に誘拐監禁された過去があった。
柏木さんを含めて三人の子供が誘拐されたものの、子供たちは全員無事解放。
犯人である27歳男性は逮捕前に変死したという。

その変死の仕方だが、犯人は突然発狂し、喉を掻き毟って死んだらしい……
オヤシロ様の祟りか!!呪いとはノドカキムシールなのか?

更に調査すると、菊池もその誘拐事件の被害者であったことが判明する。

ここで岩澤演出補による事件のまとめ

・菊池と柏木さんにビデオを送ってきた奴は、誘拐事件の『第三の被害者』?
・『あいつと同じ歳になったら死ぬ』というのは『27歳になったら死ぬ』という事なのか?
・映像に映る廃墟は、三人の子供が閉じ込められた廃墟なのか?
・映像に映る不気味な女性は誰なのか?赤い印の正体は?

……謎は深まるばかりである。

とりあえず、事件現場である山に向かうことになった岩澤と愉快な仲間たち。
そして、中林義洋は「まさかあんな事になるとは思いもしなかった」と述懐する……

お前ら、さんざん怪奇現象に巻き込まれてるのにまだ学習しねぇのか!!

『次回予告』

誘拐現場に踏み込んだ岩澤一行、廃墟を求めて山を彷徨う羽目になるようだ。
例の印が描かれた祭壇のような物体、そして恐れていた岩澤の引退宣言!!
シリーズ最大の危機を迎えた次回、一体何が起こると言うのか……!?

ほんとにあった!呪いのビデオ34に続く  ←クリック


総括すると、今回はちょっち微妙だったかなぁ。
Twenty Sevenが長すぎて、あんまり破壊力のある映像も無かったし。
掴みの『ドライブレコーダー』が一番マシか。次点で『不気味な客』と『植物園』

それにしても、あと一回でTwenty Sevenを完結できるのか?
何も分からずにグダグダで終わったり、更に続くような事態は避けていただきたいが……



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