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そもそも俺は生きてるんですかね
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萌え業界のクリエイターたちはオタクだと思われている。

原画家は童貞、或いは喪男だからリアルとはかけ離れた萌え絵を描ける。
ライターが萌えるストーリーを考えられるのは、苦痛に満ちた現実を生きているから、
オタ向けのストーリーの中で好き勝手な非リアル生活を描写できる。

そういった認識が一般的だ。
だが、俺はあえて否と言いたい。奴等は間違いなくリア充である。
自分の経験を脚色し、オタに売り飛ばして儲けている。俺にはそうとしか思えない。

アイドルマスター。
バンダイナムコゲームズが開発したこのゲームは、ニコニコ動画などでのプレイ動画の影響もあってか、近年の萌え業界では指折りのヒット作として認知されている。
俺はこのゲームこそが萌え業界のクリエイターがリア充である証拠だと考えている。

このゲームの概要は、プレイヤーが芸能事務所のプロデューサーとしてアイドルと、
練習をしたり、コミュニケーションを深め、トップアイドルを目指すというものだ。
プロデュース体験ゲームとされているが、事実上は恋愛STGと考えていい。

悪意に満ちた設定である事がお分かり頂けただろうか?

我々はゲームの中では、プロデューサーとしてアイドルを自分のものに出来る。
しかし、現実世界では、我々は一ファン、一消費者に過ぎない。
消費者の視点で見ると、このゲームの悪意をひしひしと感じられる。

アイドル達は慈愛に満ちた笑顔を見せ、天使のような可愛らしい声で歌う。
消費者は彼女らに対し、消費で応える。その陰に下心がある事は言うまでもない。
熱狂的なファンならば、全財産を費やして彼女達に奉仕することもありえる。

しかし、彼らの行動は徒労に終わる。アイドル達は彼らに歌っているのではない。
彼らに笑いかけているのではない。プロデューサーに歌い、笑っているのだ。
プロデューサーは彼女らの愛の言葉を受け、ファーストキスを奪い、処女を奪い、
消費者からの奉仕のおこぼれを頂き、そして出世していくだろう。
結局、最も得をするのはプロデューサーなのだ。

これは明らかに萌え業界から消費者への、すなわちオタクへの嫌味である。

考えてみれば、エロゲー、萌え漫画において、我々オタクが得する設定は皆無である。
どんなに『オタク向けの都合の良い設定』と馬鹿にされるゲームであっても、
ヒロイン達は超絶イケメンでリア充である主人公と結ばれる。

キモく、何の取り得も無い主人公が美少女に好かれて幸せになる、等というゲームは、
陵辱ゲーか洗脳ゲーだけだろう。純愛ゲームではありえない。

たまにオタクを主人公にしたゲームがあるが、大抵、ヒロインが非処女だったり、
変な鬱設定があったりと、現実の『嫌な』リアルさが加味されている。
これは嫌味か、それとも半リア充、オタク的な存在が実体験を書いているからなのだろう。

つまり、この日本で最もリア充から遠い存在である俺に、
萌える漫画やラノベを書くことは、事実上、不可能だという事である。
あれ、結論おかしくね?

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