ジェイムス黄金の右即死キックは健在
何故か自作テーレッテー動画がエンタメランキング32位…… 廃水さんがネトゲの話題を出していたので思い出した事がある。 昔、WAR ROCKなるフリーのオンラインFPSをやっていたのだが、 ぶっちゃけてしまえば、かなり酷いクソゲーだった。 何が酷いといえば、まず武器が酷かった。 MGS2などで御馴染みの狙撃銃PSG-1が登場するのだが、 この武器がアホみたいに強い。 なんせ『上半身に当たったら即死』。 頭だろうが、胸だろうが、手だろうが即死である。 しかもそれがセミオートで連射可能……近距離でも使えるという事で、 アサルトライフルの存在意義すら消滅する。 しかも値段がアホみたいに高く、リアルマネーを使えと言わんばかり、 金さえあればどんなnoob芋虫でも稼ぎまくりだった…… しかし、そんなクソゲーのクソさに拍車をかける要素があった。 そう、チーターである…… 天空からは対戦車ロケット砲が機関銃の如く降り注ぎ、 どんな攻撃にも耐え得るラグの鎧に身を固めた不死身の兵士が闊歩。 物陰に隠れても無駄である。どこからか弾が飛んでくる。 四方を壁に囲まれた安全地帯であっても、超長距離狙撃されるのだ! そんな幾多のチートの中でも、俺が最も恐怖したものがある。 それは砂漠ステージでの事だった。 前線から少し離れた自軍基地に出現した俺は、 仲間の運転するトラックに乗り込み、向かおうとした。 その途中、俺は基地に潜入を図る一人の敵兵の姿を見つけた。 俺はすぐさまトラックを降り、ノコノコと歩く敵兵を撃たんと、 トラックから降りたのだが……姿が見えない。 敵を見つけてから降りるまで約1秒、辺りに隠れる地形は無いのに。 困惑していると、何処からか反撃を受け、俺は殺された。 復活してみると、基地に居た仲間が次々と殺されている。 しかも、相手は一人、死因はアサルトライフルのみ…… 狙撃ならともかく、接近戦なら条件は互角なはず。何故勝てないのか? 疑問を感じながら歩いていると、視界の隅に敵兵の姿が映った。 俺はすかさずアサルトライフルを発砲したが、やはり居ない。 そして流れるような反撃が突き刺さり、俺は倒れた……が、 今際の際の俺の視界にトンでもないものが飛び込んだ。 敵兵は超高速移動していた。壁を無視し、目にも留まらぬスピードで、 味方の背後に回りこみ、攻撃していたのだ。 だが、俺は同時に奴を攻略する手段を見つけ出してもいた。 そう、奴は自らのスピードゆえ、移動中エイミング出来ない。 攻撃中は動きを止めなければ為らなかったのだ。 俺はその旨を伝令し、基地中央の広場へと全員を集めた。 遮蔽物が多い室内では勝ち目が無い。 一箇所に全員が集まれば、攻撃中の敵を狙えるからだ。 果たして作戦は成功した。全員の一斉射が奴の姿を捉えたのだ。 敵は無敵チートまでは使用しておらず、倒れ伏した。 喜びの声がチャット内に満ちた。悪質なチーターに対し、 ノーマルプレイヤーたちが自分たちの知恵と腕を持って制裁を与えたのだ。 だが、本当の恐怖はそこからだった。 次の瞬間、俺は基地に侵入を図る戦車の姿を見た。 喜びに沸いていた一同を無慈悲な爆炎が覆った。 戦車は超高速移動しながら、重機関銃のように主砲を連射していた。 対戦車火器RPG-7は役に立たなかった。当たるはずがない。 当たったとして、戦車を沈めるのに一体何発必要なのか…… 俺はその瞬間……退室のボタンを選択しながら悟った。 アーマードトルーパーとはこういう兵器なのだろうな、と。 PR |
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